医療機関と言ったときに、どのような働き方をイメージするでしょうか。大きな病院では、様々な診療科があり、医師や看護師だけではなく、大勢の医療事務の方が働いています。また、街の小さなクリニックも医療機関です。このような場所では、1人の医師と数人の看護師と言う構成もあり得ます。
大勢の医師と看護師、患者さんが行き交う賑やかな大病院で働きたいと言う方もいらっしゃいます。また、小さな町のクリニックで働くことで地域に貢献したいと考える方もいます。大病院ではより専門性が要求されますが、小さなクリニックでは様々な病気に対応できる臨機応変な能力が必要になります。
医療事務の現場で正社員として働くメリットとしては、雇用が安定していると言うことが挙げられます。正社員は、法律で守られているため簡単に解雇したりすることができません。そのため、ずっとこの仕事を続けたいと考えている方や、安定した収入を得たい方は正社員に応募してみましょう。
パートとして働くことで、時間に融通が効くようになります。例えば、半年だけ働きたいなど、流動的に仕事をしたい場合は、パートとして働くことがお勧めです。また、フルタイムでは働けなかったり、子供の世話などを優先したい方がパートとして働く傾向にあります。
一般的に、正社員として働く方が給与が高いことが多いようです。しかし、自分が働きたいスタイルがどちらなのかをよく考えてみましょう。自分の生活の中で、何を優先したいのかを考えることで、自然と働き方も決まってきます。今後のキャリアプランなども検討してみましょう。
医療事務の仕事の中でも、最もややこしいのがレセプトの確認だといえます。レセプトの確認は、患者さんのお金を扱うものであり、また医療機関の収入源ともなるものなので、間違えるわけにはいきません。この仕事は、毎月10日までに完成させなければいけないものです。そのため、前の月の30日または31日までの診療の中身を次の月の月初に確認するのです。
レセプトは、患者さんの診療の中身を記載するものです。ほとんどの患者さんは保険で診療を受けますから、診療の中身の3割程度しか支払わなくて良いのです。しかし、その分の診療報酬は誰からもらうのでしょうか。答えは、患者さんに保険を提供している団体です。このような団体に医療機関から請求をする締め切りが、10日までと定められているのです。